ホリデー羽ノ浦での鈑金塗装修理の作業工程を写真つきで簡単に説明していきます。
今回は軽自動車のボンネット20㎝以内の線キズの修理です。
粗いサンドペーパーで研磨してキズが残らないようにフラットにします。
研磨した部分は厚みが薄くなっているのでパテ(ペースト状の造形材料)をつけて厚みを戻します。
パテはヒーターでの強制乾燥すると固まります。(乾燥時間必要)
ボディにフィットするようにパテをサンドペーパーで研磨します。形がうまくできない場合は2度3度パテ付け研磨をくり返し形の修正を完了させます。
パテで形はできあがったがペーパーが粗いので表面はキズがついた状態です。
表面のキズを埋めて、滑らかに整えるため。パテを保護し塗膜を長持ちさせるため。
塗装をする塗料との付着性を確保するため(簡単に言うと接着剤の役割)にプラサフ(液体)をスプレーガンで塗布します。
プラサフ塗布後はヒーターで強制乾燥すると固まります。(乾燥時間必要)
乾燥後、形がきちんと出来上がっているか確認しながら細かいペーパーで研磨します。
キズをなおした部分以外の塗装面はつるつるぴかぴかなのでこのまま塗料をかけてもくっつきません。
付着性を上げるためすごく細かいペーパーでわざとキズをつけて塗料がくっつく表面積を増やします。サンダーなどの工具を使って隅から隅までこの作業を行います。ここで手を抜くと後々必ずと言っていいほど塗装がはがれます。
この工程、女性の方ならご存知かもしれませんが、ネイルも同じ工程をしますよね♪
車のボディーカラーを作り出します。カラー番号と見本がメーカーから指定されおり、ある程度の分量は決まっていますが、同じ車種で同じカラーの車でも微妙に異なります。
年数が経過しているお車でしたら、保管状況によって色あせなどが進んでいる場合があります。
作った塗料をテストピースに塗装して、実際に車の色と見比べて配合を調整していきます。
塗料がついたら困る所に、あらかじめマスキングテープやビニールやポリのシートでカバーをすることをマスキングといいます。マスキングしてあれば、まわりに塗料がついて落ちなくなってしまうということもなく、のびのびと塗ることができます。ていねいに覆っていないと塗装が綺麗に仕上がりません。
いよいよ塗装の工程です。塗装作業は全て塗装ブースの中で行います。塗装ブースの室内は、ゴミやホコリが付着しにくい環境になっています。
このお車の塗装は、色の塗装(ベース塗装)とクリア塗装の2工程に分かれます。
まずは調色済みのベースカラーをスプレーガンで塗装します。プラサフが透けてみえなくなるまで3~4回塗装を繰り返します。
その上にクリアを2~3回塗装して仕上げます。
塗膜が完全に硬化したら、塗面の上に付着した小さなゴミの除去と塗装の肌調整のための磨き作業に入ります。
ゴミ付着ゼロが理想ですが、塗装ブースの中での作業でも極々小さなゴミは付着してしまいます。
ゴミを粒子の細かいペーパーで研磨して除去します。塗装の肌も磨きによって調整します。
ポリッシャーを使い粒子の異なる数種類のコンパウンド、研磨力の異なる数種類のバフを組み合わせて、磨き上げます。
最後にお車の室内を清掃し、ボディーを洗車して完成となります。
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